2005年05月10日

“スタイリッシュ・ミステリー”と呼びたい一冊

タイトル:魔術師の物語
著  者:D・ハント
出版社 :新潮文庫

ストーリー全体を流れるブルージーな雰囲気がとにかくおしゃれ。舞台は霧の街・サンフランシスコ。主人公は色覚障害を持ち、世界がモノトーンにしか見えない女性写真家。ゲイの街娼たち、ホームレスの心優しいストーカー(?)、セレブな元カレ……と脇も多彩。

主人公がモデルとして写真を撮り、恋か友情かよくわからない微妙な関係を作ってきた美しいゲイの街娼が殺され、サンフランシスコの霧のように立ちこめる謎に巻き込まれていく。謎そのものは、まあ平均点。でも、物語を格別にしているのはその人物造形。主人公はもとより、被害者とその妹がなんと魅力的なことか。ピュアで残酷で悪意に満ちて…。

続編があるはずなのに出版されないのはあまり売れなかったから?これもすでに絶版かも。見つけたら、即買いをおすすめ!
おすすめ星(5段階)★★★★

posted by gsks at 17:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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