2005年05月11日

これは、“おバカ”小説の愛しき傑作かも?

タイトル:さらば、愛しき鉤爪
著  者: エリック・ガルシア
出版社 :ヴィレッジブックス

とにかく超おバカである。超おバカすぎて、星を5つつけたいくらい。なにしろ、実は恐竜は絶滅していなくて、密かに小型化し、人間の皮をかぶって人間にまぎれて共生しているっていうお話なんだから!それを人間はちっとも気がついていないって設定?!

そして恐竜探偵のルビオが、人間・恐竜入り乱れて繰り広げるドタバタ・ハードボイルド。ドタバタとはいえ、ミステリーとしての骨格は恐竜だけあって実にしっかりしたもの。
恐竜同士を判別するのは、その体臭。草木や花、スパイス、皮、果実などのカクテルで大衆が構成され、香りで個人判別ができちゃうらしい。もちろん、イヤな奴はイヤなにおい(まあ、嗅覚の鈍さは人間の大きな特徴といえるかも)。しかも、恐竜はバジルやマジョラムなんかのハーブでトリップできちゃうらしい。

こういう小説がもっと人気が出たら、日本はいい国、生きやすい国になるのに、とふとしみじみ。(まあ、経済力はどん底まで落ちるだろうけどさ)

恐竜はさておき、ミステリーは上質、お約束の軽口たたきもシニカルでニューモラス。クオリティ高い。でも、重たいテーマの深刻派や、凝りに凝ったトリックの本格派が多くて、なかなかウケないんだよね。ユーモアミステリーとか呼ばれて軽く見られるし…。残念。
シリーズで「鉤爪プレイバック」★★★★もある。未訳の作品があるはずなのに、まだ出ないのは、やはり売れないせい?残念。

おすすめ星(5段階)★★★★
posted by gsks at 00:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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